僕の投資デビュー 〜 リーマンショック前

初めての投資はあまりうまくいかず

僕が投資を始めたのは、2003年の事です。

それまで投資には一切興味も無く、むしろ否定派だった僕は、ある日、家の近所にある小さな飲み屋の”おやじ”と会いました。

“おやじ”は株のセミプロだった

その”おやじ”の飲み屋は、カウンターだけの小さなお店で、焼き鳥をメインにちょこっと飲めるという作りでした。

そのころ独身だった僕は、夕飯を作るのが面倒になるとその「おやじの店」にふらっと寄っては、ちょこっと飲んで、食事して、という生活をしていました。

しばらくは、寄るとちょびっと話をする事もあれば、ほとんどは無言で飯を食っているという状況で、深い話をする事もなかったのですが、ある日、”おやじ”が別のお客さん(それもやっぱりおじさん)と株の話を始めました。

すると、どうも”おやじ”が昔かなり相場で鳴らした風な話が展開していたので、ついそのお客さんが帰った後に「株やるんですね」と声をかけてしまいました。自分も母がかなり株式投資をやっていたので、本当になんとなくです。。。

すると、「ええ、昔はかなりのところまでいったんですよ」と、おもむろに写真を見せてくれました。その写真には、大きな家の前で、少し若い”おやじ”とその家族が幸せそうに笑っていて、そのかたわらには、モスグリーン色のベンツが写っていました。

“おやじ”の株ストーリー

おやじ「当時はね~、総菜屋をやっててうまくいってた上に、株が儲かってね~。一時資産が二億円くらいあったんですよ~」

僕「へ~すごいですね~」

おやじ「でもね~、バブルでとんじゃって。。。今はこうやって総菜屋の経験を生かして、小さな店をやっているんですよね~」

僕「へ~大変ですね~」

おやじ「そうですね~、女房はまあ良かった時もあるから納得してたりもするんだけど、子供達がね~。それまでの生活から一変して苦労させたから。。。結構恨まれましたよ」

おやじ「それでもね、なんとか行かせてた学校はそのまま卒業させられたんで、まだ良かったですよ」

おやじ「それに知り合いには、バブル崩壊でそのまま行方不明になっちゃった人も結構いたしね。それに比べて、まだ普通に暮らしているだけ幸せですよ」

僕にははっきり言って異次元の話だったので、へ~とか、ほ~とかしかリアクションができなかったのを覚えています。そして、やっぱり投資とか、世の中そんなに甘くないよな~と再認識したのです。

“おやじ”からの誘い

ところが、おやじが「興味あるんですか~?なんなら少し教えましょうか?」と言ってきました。

今悲惨な話を聞いたばかりなのに、僕はすごく興味をそそられました。思えばその時、

  • 独身残業三昧で結構貯金が貯まっていた
  • サラリーマン生活も10年を過ぎて、新しい何かを求めていた
  • お酒を飲んでいた

のです(やっぱり最後のやつかな~(#^.^#))。

「いいですね~」といった僕は、新しい事を始めるワクワクで気分が上がっていました。そしておやじに今度どういった銘柄を買えばいいか教えてもらう事を約束してもらい、店を後にしたのです。

今思えば何というタイミングか

2003年は、そう、第二次小泉内閣の始まりで、そこからリーマンショックに向けて一時的に株価が高騰するプチバブル前夜です。

GOODスタート!でもBADエンドの始まりでもあったのです。

最初は、買う株が結構上がったりして、「ちょっと才能あるのかな〜」なんて思ったものです。その頃買った株には楽天がありましたが、今まで持っていたら資産になっていましたね。

でも、途中で3倍くらいになって売っちゃうのです。難しいものですね。

その後は調子に乗って個別株を買い集め、信用取引もやって目一杯まで張り込んでいました。そして、2006年くらいから急激に相場が悪化して追証(※)も経験しました。

※(おいしょう)保証金が足りず証券会社から入金を請求される事

結局、これは手に負えない、と言う事で全面撤退です。かなり酸っぱい投資デビューでしたが、学ぶ事も多かったです。今地味にインデックス投資を継続している肥やしになったと感じています。

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