物価を上げたければ最低賃金を上げれば良いのでは?

(引用)スイス政府観光局ホームページから
https://www.myswitzerland.com/ja/home.html
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スイスの物価は高いという話を良く聞きますので探ってみたら面白い記事を見つけました。

スイスの物価は”超”高い

“スイスの物価が高い理由”

この記事によると小さなサンドイッチと飲み物で1500円くらいはするそうです(記事に写真有)。日本の感覚だと500円くらいの見た目なので3倍くらいの物価の違いでしょうか。

この物価の違いはどこから来るかというと人件費で、法廷最低賃金が月額46万円という事です。年収にすると552万円ですね ((((;゚Д゚)))))))

この賃金が”マックのバイトさん”でももらえるそうで、にわかに信じられません。日本なら皆フリーターになってしまうのではないでしょうか。

日本の最低賃金は比較的高い東京都でも時給958円ですので、月160時間働くとして年収184万円です。

人件費がこれだけ高ければスイスの物価が高くなるのは当然ですね。

そういえば日本は物価を上げたいのでは?

そこでふと思いましたが、ここ日本で物価が上がらないと悩んでいるのであれば最低賃金を上げてしまうのが手っ取り早いのではないかと思いました。

もちろん、企業からの反対は猛烈なものがあると思いますが、政府がせっせと借金をして景気を上げようとし、結果企業はその恩恵を受けて収益が上がっているのに内部留保に回している事が賃金上昇を妨げている、という図でしょうから、「自主的に賃金上げないならそろそろ強制的に最低賃金を上げまーす」と政府が宣言するのは結構フェアな感じもします。

今時企業主導で票を集めるという事も少なくなってきているのではないかと推察すると、この施策で一般市民の票を失う事も無く、政治家も安心して取り組めるのではないでしょうか。

そんな事をしたら企業業績が低迷して不景気になる、という向きがあるかも知れませんが、景気が今一つ盛り上がらないのは、賃金が上がらないからという側面もあるので、適正な水準で最低賃金を上げる事で丁度良いバランスを狙う事は試してみる価値がありそうです。

スイスフラン安が起きない理由が分かりません

さて、もう一つこの記事から疑問に思った事があります。

そんなにスイスの物価が高いのであればスイスフランは安くなるはずでは無いかという事です。

購買力平価説というのがあって、物価が高い、また物価が上昇している国の通貨は減価していくはずなのです。

例えば今回の例ではサンドイッチ購入するのに1500円(円換算のスイスフラン)と500円(円)であれば、みんなスイスフランを円に替えてからサンドイッチを買おうとするので(1/3で済みます)、スイスフランが売られて、円が買われる(スイスフランに対して円が高くなる)という理屈です。

ところがスイスフランは相変わらず、強い通貨の代表格であって、いっこうにその差分を埋めるような動きは感じません(円が強いのはデフレだからというのは理屈が合います)。

購買力平価というのは長期的な為替レートを決めるという事でいずれ調整されるのかも知れませんが、それにしても乖離が激しすぎる気もします。

どなたか解る方がいたら教えていただけるとありがたいです~。

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