「ウェルスナビ」はインデックス投資の基礎が学べます

(出展)ウェルスナビホームページ

「ウェルスナビ」というサービスがあります。基本はロボアドバイザーの様ですが、どんな感じか無料診断で体験してみました。

無料診断は一瞬で終わります

ウェルスナビのホームページに行くと無料診断があり、6問の質問に答えるとサービスが最適と思うポートフォリオを提示してくれます。この無料診断はユーザー登録が不要なので、すぐに試す事が出来てGOODです。

診断は1分くらいの一瞬で終わりますが、僕が入力した条件では、自動的に500万円を元金として、選択した月々5万円の積立を想定しされた様です。

ポートフォリオ

まずはロボアドバイザーが自動選択したポートフォリオを確認します。

ウェルスナビ無料診断(Portfolio)

詳しい人はすぐ気が付くと思いますが、米国ETFを利用してインデックス投資分散投資するスタイルですね。日本株の組み入れもありますが、米国ETF(VEA)を利用しています。僕の場合はリスク許容度が大きい(4と出ており、5段階で数字が大きい方が許容度が高い)という判断らしく、株式中心の積極運用という感じでしょうか。

特徴的なのは、金(GLD)が入っている所ですね。ウェルスナビは過去の実績から最適なポートフォリオを選択すると言う事なので、米国市場の過去から見ると「金」を入れておくのが良いという事なのでしょう。僕のポートフォリオには組み込んでいませんが、金を下落時の保険として組み込むのは結構な常套手段です。また、金自体のパフォーマンスもまあまあ悪くないので、保険&キャピタルゲイン狙い、という感じです。

リスク許容度は、年齢を20代にすると年収や貯蓄額が低くても許容度5が出ました。やはり残された年数が大きいほどリスクは取れると言う事です。一方、年齢を引き上げて、年収や貯蓄額を下げると許容度1が出ます。

許容度1では、60%以上が債券中心のポートフォリオとなり、安全に傾けている事がわかります。

過去実績からのシミュレーション

無料診断で、2008年から10年間、選択されたポートフォリオで運用した場合のシミュレーション(いわゆる過去に遡るバックテストですね)を提示してくれます。

ウェルスナビ無料診断(Simulation)

注目したいのはリーマンショクの前に投資をしたとしても現在(10年後)には十分利益が出ているという事です。ただし、グラフを見るとわかりますが、リーマンショックで半分近くまで落ち込んだポートフォリオを維持しつつ、さらに追加投資を実施した場合の話ですが。

また、このケースでは、元本を超えてくるのが投資を始めてから約5年後です。その間「儲からないな〜」と過ごす事になりますので、初心者の場合途中でくじける事もあるかも知れません。結果的に、信じる者は報われる、のですが、このあたりが長期投資の難しさかも知れません。

どの程度儲かる可能性があるか

3つ目のグラフは、想定ポートフォリオで10年間運用した場合、どの程度の確率で利益が発生するかという想定です。これも基本的には過去の実績を平均化したものから推定値を算出・シミュレーションしているものと思われます。

ウェルスナビ無料診断(Forecast)

バックテストの結果からも見てわかる通り、実際の運用が、この様な綺麗な曲線を描いて上昇していくというのはあり得ませんが、イメージという事です。注目したいのは、長く投資をすればするほど、後半の伸びが大きくなっている、という所です。

これが複利の効果というヤツで、投資で出た利益をさらに再投資する事により、指数的に利益が増大していく様を表しています。10年運用だと70%くらいの確率ですが、30年も置いておけばまず間違いなく儲かると言えます(なので早くから始めた方が良いのですね)

ウェルスナビの提供するサービス

以下はウェルスナビが提供するサービスの一覧です。

  1. 目標金額とリスク許容度の設定
  2. 最適なポートフォリオの自動構築
  3. 入金
  4. 自動発注
  5. 自動積立
  6. 分配金の自動再投資
  7. 自動リバランス
  8. 自動税金最適化(DeTAX)

ウェルスナビにお任せで運用出来る所がサービスの特色ですから、一つ一つ説明は避けますが、

  • 積立投資
  • インデックス投資
  • 国際分散投資

と、言った要素が取り込まれており、それが全て自動で行われるという所がメリットだと言えます。これらサービスは、僕の様に自分でポートフォリオを組んで運用している人は日常自力で実施している事です(慣れれば手間もそれほどかかりません)。

ただ、私もここまで来るにはかなりの勉強代を払って知識を得てきましたので、それらをすっ飛ばしてすぐに同じ運用ができるのは、魅力的と感じます。米国ETFを利用しているので、本来であれば為替(FX)が絡むのですが、その部分も自動化されている様なので、通常の円資産の様に運用できる所も初心者のハードルを下げていると思います。

信託報酬は基本年率1%

さて、肝心の信託報酬を確認してみましょう。

(抜粋)ウェルスナビホームページ

とてもシンプルです。普通は資産3000万円以下でしょうから、1.0%という事ですね。ロボアドバイザー系は軒並み1%近辺かと思います。同じ事を自力でもできる、という事を考えると少し高めにも感じます。

また、長期投資割引というのものが用意されています。

(抜粋)ウェルスナビホームページ

少しややこしく書いてありますが、6ヶ月毎に判定されて、期間中の投資額(資産の時価ではなく)が減っていなければ、適用されるというのが基本の様です。年率で書いてありますが、6ヶ月毎なので、半分で考えればよいと思われます。

投資額によっても変わって、200万円以上であれば、年率換算で0.02%の割引になります。基本が1.0%ですから、0.98%になるという事ですね。正直あまりパフォーマンスに差がでるような割引には感じませんが、基本は数年に渡って資産を置いておくのでしょうから、ほとんど自動的に適用されるものと想定します。

初心者にはオススメ

米国ETFを利用するという発想はユニークだと思います。信託報酬が安いというメリットを生かしているのでしょう。僕も米国ETFを利用したいと思う事もありますが、買い付けコストが少し高かったり、普段の管理が少し面倒だったりするので、今の所は国内ETFオンリーで構成しています。

好感が持てる所は、無料診断で十分過ぎる情報提供をしており、実際に何をどの程度の期間運用して期待値がどれくらい、と言う事を明確に示しています。特にポートフォリオの具体的なETF銘柄と比率まで提示している所は透明性があって良い感じです。

懸念点として、信託報酬が1%というのが少し高額ですので、長期投資割引はしっかり適用されるよう、まずは6ヶ月以上放置というのが基本と考えます。

オススメしたいのは、初心者の方でインデックス投資と分散投資、ポートフォリオの組み方などを学習したい人にはぴったりと思います。ロボアドバイザーが選択したポートフォリも(普通は)気になって自分で色々調べるでしょうから、結果として米国ETFにも詳しくなる良い機会と思います。

このウェルスナビで投資を始める人は平行して以下の勉強をする事をお勧めします。

  • モダンポートフォリオ理論
  • インデックス投資
  • 国際分散投資(リバランスを含む)

「じゃあ、それらを勉強してから運用開始すれば良いじゃん」というご意見があるかと思いますが、投資をしていないと投資の勉強はしないものです。まずは少額で開始して、興味が沸いたら勉強する、という順序が実践的です。

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