暴落を予測する事は不可能

雲行きが怪しい事は分かっても

長く投資をしているとリーマンショックとまでは行かなくても、いわゆる暴落と呼べるような市場の下落に出会う事があります。2018年は、あまりパフォーマンスの良くなかった年でしたが、やはり大きく落ちる局面が数回ありました。果たして暴落は予測する事が可能なのでしょうか。

「私が警告していたのに」という人いますよね

市場の暴落があるとネット記事などに「私が警告していたのにも関わらず、誰も耳を貸さなかったが、やはり市場は急落しました。。。。」みたいなコメントをする人がいますが、意味が無いです。

もし、市場の大きな下落を予見していたのであれば、ショート(空売りを仕掛ける事)で儲ければ良い訳で、「僕は予見していた」みたいな後付け話を聞くと正直ちょっとイラっと来ます。

下落の予測は状況によっては誰しも可能かと思いますが、いつがそのタイミングかが分からないので皆困っている訳で、それで利益を出した(あるいは損失を回避した)のでなければ価値はありません。

投資の難しい所は、ある程度の予測はできてもそこに大金を突っ込めるか(あるいは全ての資金を一気に引き上げる勇気が持てるか)という所ですからね。

因みに、巷の市場予測(ニュースとかブログとか)自体はむしろありがたいと思っていてよく参考にさせてもらいますが、事後に「予想通りだった」みたいな事を言っても損失を出した人の神経を逆なでるだけで不毛だと感じます。それよりも、その後の市場の予測や下落時の対応など建設的な話を(特に専門家の方には)してほしいものです。

バフェットでも資産を減らす時がある

少し古い記事ですが、Bloombargでこんなのがありました。2018年2月の暴落の時の話です。この時は僕も1日で200万円くらい資産が減ってちょっとビビっていたのを思い出します。

⇒ 10兆円の資産が飛んだニュース(Bloombarg)

世界同時株安で、世界の富豪500人の資産が合計10兆円吹き飛んだという話です。投資をしない人にとってはちょっとざまを見ろという感じもあるかも知れませんが、僕には身につまされる話です。リスクを取るという事は時に痛い目を見るという事ですね。

この記事の中で私が一番興味を持ったのが、この下落でウォーレン・バフェット氏が35憶ドル(約3800憶円)の資産を減らしたという所です。当時のバフェットの資産が846憶ドル(約9兆200憶円)くらいでしたので、約4%ちょっとの資産減です。

下落の度合いからは丁度それくらいの目減りで計算は合うと思いますが、ポイントとしては、バフェットと言えどもこの下落を予期して資産を一旦退避などしていなかったという事です。

ウォーレン・バフェットが最も成功している投資家の一人である事は誰しも認める所かと思いますが、その達人でさえ急な市場の下落を避ける事は出来ない訳なので(と、いうか避けようともしていないと思いますが)、普通の人が市場のタイミングを掴むという事は凡そ不可能なのだと思います。

そうすると実際我々普通の人にできる事は、十分に資産分散をしつつ、長期的にはリターンをもたらしてくれると信じてじっと持ち続けるという事になるかと思います。実際、バフェットも一般人にはインデックス投資を進めていますしね。

それにしてもバフェットの資産は驚異的ですね。それでいて生活はかなり質素な様子です。これだけの資産を単に貯めこんでいるのであれば、個人的にはあまり好きな話ではありませんが、彼の場合、それを寄付に回してしまうという事で、なんとも文句のつけようがありません。

インデックス投資は持ち続けるだけ

暴落があると、「ああ~もう高値のピークだと思ったんだよな~」とか、「少し売っておけば良かった~」という反応になりがちです。いろいろ思う所はあるかと思いますが、そんな事は気にする必要が無いという事ですね。そのうちまた戻ってきます。

暴落で売ってしまう人もいるかと思いますが、下げた所で売却するのは最悪の選択です。怖くなって売ってしまう気持ちはわかりますが、経験を積んで普通に過ごせるようになる必要があります。

一方、何かに使う予定のあるお金や信用取引で過大にリスクを取っていて売らざるを得なくなったという場合は、投資のスタンスを見直す必要があると思います。

さて、暴落は読めないという事でタイミングを掴む事は諦めてインデックス投資を続けている訳ですが、ある程度インデックス投資で放置してみた経験から言える事は、上げたり下げたりしながらも、結局、気がつくと資産は増えていたりするものなのです。

この感触を掴むとだいぶ落ち着いて運用が継続できると思います。もちろん保証は何もありませんが、信じて平常心でいられるという所が大事なのかと思います。

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