暴落時に信じるべきBlackRockのポジショントーク

ブラックロックホームページから

僕もそのETFを愛用する世界三大ETF運用会社Blackrockから以下のメッセージ(Statement)が発行されています。

https://www.blackrock.com/jp/individual/ja/literature/product-commentary/blkj-20200310-market-commentary-ja-jp.pdf

1ページの短い内容ですぐに読めますので、是非直接読んで欲しいです(日本語です)が、要旨としては、以下の通りです。

  • 今回のコロナショックでリーマンショックを連想する人が多いと思われる
  • ブラックロックはそう考えておらず、投資家は長期視点で投資を継続すべき
  • コロナの影響は大きいが実態経済、金融システムはリーマン時よりずっと強固
  • 今回の下落局面が景気拡大を終焉とは見ていない
  • ただし、短期的には経済の大幅な減速の可能性が高い
  • 金融市場の動きは激しい状況、原油価格の下落の影響を受けるエネルギーセクターに注意
  • コロナの影響は各国政府の対応でいずれ収束をする
  • 株式については、ディフェンシブな銘柄を選好
  • 債券ついては、米国債が比較的利回りがあり注目しているが、緩衝材としての機能が低下している疑いあり

このメッセージの骨子を分かり易い言葉で言えば「皆さん、落ち着いてリスク資産を維持しましょう。そして市場が落ち着いたら投資を継続(追加投資)をしましょう」と言う事でしょう。

これはもちろんブラックロックのポジショントーク(※)です。ブラックロックとしては、今回のコロナショックでほぼ全てのリスク商品から資金が流出しているでしょうから、なんとしてもそれを止める必要があります。

(※)その人の立場に有利になる話を正しい事として主張する事

悪意を持ってこのメッセージを受け取れば、彼らの利益の為に我々をリスクへさらしているとも取れますが、僕としてはこのステートメントは概ね正しいと感じています。いずれ市場は戻るのでそれまで現状を維持する事と、落ち着いたら投資を再開する事が重要と思います。

特に長期インデックス投資を実践している人は、始めた時に誓ったハズの「継続して投資を行う、短期的な下落や上昇を気にしない(長期的には上昇することを信じる)という事を改めて思い出して、ここはグッと我慢をする局面です。

長期インデックス投資は「ほったらかし投資」と言われる事がありますが、世の中何もせずに儲かる事などそうそうありません(There is no such thing as a free lunch)。もし長期インデックス投資に苦労があるとしたら、こうした暴落局面でじっと何もせず耐え、投資を継続する事かと思います。それができずに下落してしまったタイミングで売り払ってしまうと一貫の終わりです。

例えば今年の初めから積立インデックス投資を初めた人は今の暴落でびっくりしているかもしれませんが、まだ投資の総額は小さいはずです。一方、一旦相場がボトムをつけた後は、それこそリーマンショック後のような年率10%を超える上昇相場が待っている可能性が十分にあります(むしろ一番の勝者)。

僕の様に5年前くらいから始めた人は累積の投資額も大きく、現在含み損さえ出ている事かと思いますが、それまでの含み益で吸収できている部分多いと思いますし、今後の継続投資で取り返し、さらに利益を積み上げる事ができる可能性があります。

さらに10年くらい積立インデックス投資をしている人はまだ現時点でも含み益があると思われます。余裕で構えて再び大きく上昇する事を楽しみにできるでしょう。

因みに、今後の上昇相場で重要となってくるポイントはリバランスを忘れない事と思います。実際、リスク資産が上昇してくるともっと儲かる気がして株式への投資額を上げてしまったりしますが、どちらかというと、安全資産(現金、金、国債など)の比率を上げておく事が重要になってきます。

上昇相場といっても一本調子で上がる事はなく、アップダウンを繰り返すのと上昇相場の途中でも暴落(今回の規模程では無いにしても)があるので、リバランスをする事で投資のパフォーマンスを上げる事ができ、今回のような暴落相場でリスク資産全体の下落をマイルドにできます。

実は、これは僕自身の反省からくる所でもあるのですが、僕の場合は、昨年末までの上昇局面でリバランスを怠ったため(最初はやっていたのですがね〜)、下落のショックをモロに受けてしまいました。改めてセオリーを守る事の難しさと大切さを知る事となりました。

ただ、僕の場合、ETFを中心とした現物資産しかありませんので、個別銘柄の様な破綻の心配がない事と、会社員としての収入と貯蓄が十分なので、リスク資産を売って現金化しなければいけない状況ではありません。総合的には、基本的なリスク管理ができていると考えています。

僕のリスク資産は、今回の下落で含み益が全て無くなり、含み損の状況に突入しています。それでも今回の下落でリスク資産は売却していませんし、一部追加投資を開始しています。

今回の暴落は残念ですし、すべき事もあったので後悔もあります。ただ、幸いにも今日の時点で破綻はしていませんので、気を取り直して再度利益を目指したいと思います。「まず生き残れ、儲けるのはそれからだ(byジョージ・ソロス)」ですね。

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